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Salesforceでできることは多数ありますが、中には誰もがアクセスできる状態が好ましくないデータもあります。そこで求められるのがSalesforceの権限セットです。権限セットの特徴・機能、似た特徴を持つプロファイルとの違いなど、Salesforceと権限セットについて解説します。
Salesforceの権限セットを追加することで、アクセス可能な人物を絞ります。その点ではプロファイルと似た機能ですが、より高いセキュリティ環境を検討している場合、プロファイルだけではなく権限セットも検討した方が良いでしょう。ここではSalesforceの権限セットについて、プロファイルとの違いを含めて特徴を紹介します。
セキュリティを考える際にまず実践するのはプロファイルですが、Salesforceの権限セットとプロファイルの違いについてを紹介します。プロファイルはユーザーのアクセス制御の一環で、Salesforceの権限セットは、プロファイルに追加してさらに権限を細かく設定できるものです。それぞれについて、より詳しく解説していきます。
プロファイルはIT分野では仕様・設定情報・属性をまとめたものを指します。例えば顧客プロファイルであれば、顧客の様々な情報が蓄積されたデータのことです。プロファイルをチェックすることで顧客を知ることができるだけでなく、顧客向けに何ができるのかを考えることもできます。
Salesforceのプロファイルの場合、複数のアクセス権限を一つにまとめたものを指します。アクセス権限の基本的な設定で、Salesforceでは最初はアクセス権限を持っていないため、ユーザーを作成した際にまずはプロファイルを紐付ける必要があります。
Salesforceにおける権限セットとは、ユーザー毎のアクセス制限をプロファイル以上に細かく設定できる仕様のことです。プロファイルの変更の必要なく、ユーザーのアクセス権限の設定・変更が可能ですので、新たにプロファイルを作成する手間がかかりません。
また、1つのプロファイルに複数の権限セットを割り当てることができます。具体的には同一人物に業務で異なる権限セットを割り当てることで、複数の業務に対応できます。権限セットをうまく活用することで、ユーザーはよりフレキシブルにSalesforceを活用できます。
Salesforceの権限セットは様々な項目が対象となっていますが、大きくデータアクセス、システム管理、ユーザーインターフェースの3つに分類できます。
データの参照や編集、削除などを行うための権限です。この権限をセットしなければ、ユーザーはデータを閲覧することができません。一方、閲覧「だけ」を付与した場合、編集や削除はおこなえず、あくまでも「見るだけ」ですので、間違って削除してしまうリスクを回避できます。
ログインできる時間やログインできるIPアドレスを制限する権限です。これにより、アクセス可能な人物・時間を絞ることができます。
アプリケーション機能、タブ、ページレイアウトの表示などユーザーの画面に関する権限です。
Salesforceの権限セットでは、まずは「すべて表示」「すべて変更」に設定しないよう注意しましょう。一斉に変更すると、予期せぬ人物が利用できるようになります。
用途に合わせて作成することも大切です。具体的には「課長」「部長」など役職で作成すると、部署によって権限が異なるため混乱の原因となる可能性があります。「支払い状況管理」「プロジェクト進行管理」など、用途ごとに設定した方が効率的です。
Salesforceを導入することで、社内環境の効率化が実現しますが、一方で導入を成功させるためには、社内リソースでは難しいケースが珍しくありません。失敗せずに導入したい場合は、支援会社への相談も検討しておきましょう。
Salesforce認定コンサルティングパートナーの中で、各社のこれまでの支援実績(業界業種やプロジェクト内容)を調査し、得意領域から3つに切り分けてご紹介しています。
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